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Thin_Android

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2017年4月7日 - 「スクリーン・ミュージックの宴」開演!

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2012/11/18 (Sun) 01:21
桜田淳子 リイシュー・アルバム ガイド (三色すみれ+10)

三色すみれ +10/桜田淳子
brog154.jpg

Viictor Entertainment VICL-62514

発売日/2007年8月22日
オリジナル盤発売日/1974年3月25日

(1) 三色すみれ
(2) 悲しき16才
(3) シング
(4) 三つの約束
(5) ひとりじゃないの
(6) あなたのひとりごと
(7) 幸せのバラ
(8) はじらい
(9) 禁じられた恋
(10) 水色のハンカチ
(11) 危険な遊び
(12) 森を駈ける恋人たち

<ボーナストラック>
(13) 黄色いリボン ・・・6thシングルA面(1974年4月25日発売)
(14) 気になるあいつ ・・・6thシングルB面
(15) あなたに贈る詩 ・・・「ベストコレクション76」(1975年11月20日発売 2枚組)収録曲
(16) うわさのダニエル ・・・同上
(17) 初恋の散歩道 ・・・同上
(18) もうひとりの私 ・・・同上
(19) 17さいの日記 ・・・同上
(20) 思いやり ・・・同上
(21) 三色すみれ(オリジナル・カラオケ)
(22) 黄色いリボン(オリジナル・カラオケ)

---
(1)(21)・・・ 作詞:阿久悠、作曲:中村泰士、編曲:馬飼野俊一
(2)・・・ 作詞:Kosloff Ira、訳詞:音羽たかし、作曲:Reid Irving、編曲:高田弘
(3)・・・ 作詞・曲:Joe Raposo、訳詩:星加ルミ子、編曲:飯吉馨
(4)(6)(8)・・・ 作詞:阿久悠、作曲:中村泰士、編曲:あかのたちお
(5)・・・ 作詞:小谷夏、作曲:森田公一 、編曲:高田弘
(7)・・・ 作詞:Torre Janice、作曲:Spielmann Fred、訳詩:星加ルミ子、編曲:飯吉馨
(9)・・・ 作詞:山上路夫、作曲:三木たかし、編曲:高田弘
(10)(11)・・・ 作詞:たかたかし、作・編曲:高田弘
(12)・・・ 作詞:山上路夫、作曲:筒美京平、編曲:高田弘
(13)(22)・・・ 作詞:阿久悠、作・編曲:森田公一
(14)・・・ 作詞:阿久悠、作・編曲:森田公一、編曲:馬飼野俊一
(15)(18)(19)・・・ 作詞:竜真知子、作・編曲:穂口雄右
(16)・・・ 作詞:小暮ふみお、作・編曲:柳田ヒロ
(17)(20)・・・ 作詞:橋本淳、作・編曲:柳田ヒロ

brog156.jpg

前作から約2ヶ月後の1974年3月25日にリリースされた、桜田淳子通算4枚目のオリジナルアルバム。
デビューからわずか13ヶ月で4作品という大量リリースとなるが、これは同時期に活躍したどのアイドル歌手よりも早いペースだった様だ。

レコード会社の彼女への期待の表れだったのだろうが、こんな短期間でクオリティの高いアルバムを製作する事など無理な話であり、当然ながら曲の製作がおぼつかず、収録曲の半数をカヴァーで埋合わせている。(前作「淳子と花物語」も同様だった)

ライバルと目されたCBSソニーの山口百恵は、3作目から全曲オリジナルで構成したアルバムをリリースするなど、歌手としての成長・格付けに伴ったアルバムクオリティへのこだわりを見せるのに対し、結果論かも知れないが、ビクターは桜田淳子にその逆を進ませてしまった様に思う。個々の曲の出来が云々という話ではないが、デビュー時からスターだった彼女に対し、質よりも量で勝負しようと考えたレコード会社の姿勢が(今更ながら)不満だ。

尚、次作「16才の感情」は大半をナレーションで構成した企画系アルバムであり、「わたしの青い鳥」以来の全曲オリジナルで構成したアルバムは、1975年3月25日発売の「スプーン一杯の幸せ」まで待たなければならなかった。

brog155.jpg

これまで同様、最新ヒットナンバーの(1)からスタート。花シリーズ第2弾と言われた本曲は、前シングルの二番煎じ的ではあるが、優しくも情熱的な旋律が大変に美しく、清純派だった彼女にピッタリの佳曲。

ケーシィ・リンデンが1960年に歌い(原題:Heartaches at sweet sixteen)、日本ではザ・ピ-ナッツが1961年でカヴァーした(2)は、ザ・ピーナッツ版の訳詩をそのまま使用しつつも、アレンジはむしろこちらの方がオリジナルに近い印象。桜田淳子らしい明るくキュートな曲に仕上がっており、後のライブ等で洋楽カヴァーを得意とした彼女の一面を見ることができる。

セサミストリートの挿入歌で、1973年にカーペンターズが大ヒットさせた(3)は、前半はオリジナルの英語詞、後半は日本語訳の歌詞で構成。まるで中学校の歌唱コンクールの様に拙い英語の発音だが、それがまた微笑ましく愛らしく感じるのはファンの贔屓目だろうか。

中村泰士がアルバム用に製作した新曲(4)、(8)は、一転して60年代の女性歌手が歌っていそうなムードの曲。1969年に森山良子が歌った(9)のカヴァーも含め、選曲したスタッフや中村氏の狙いは今一つ判らないが、切なく美しいメロディーと歌詞の(8)は、捨てがたい良曲だ。

アイドル歌謡の傑作である天地真理と麻丘めぐみのカヴァー(5)(12)は、どちらも原曲が持つ魅力(前者は電子ピアノによる美麗なオカズ、後者はビート感満載のギター&ストリングスが格好良いイントロ...etc)にはやっぱり敵わない。敢えて言うならば、(5)の方が桜田淳子の声質やキャラに合っている気がした。

シングル(1)のB面(6)は、明るい調子のサウンドに、多感期の少女らしいヒステリック気味なフレーズが不思議にハマっており、失恋ソングにも拘らず楽しい出来上がり。

(7)はアニタ・ブライアントが1960年に発表したカントリーソングの名曲(原題:Paper Roses)で、70年代にもマリー・オズモンドやレイ・コニフ・シンガーズがカヴァー。この様な通好みの選曲は、洋楽好きにはポイントが高いだろう。

清潔感溢れるメロディーと、木管楽器・ストリングス・ファズギターの音が一体となって響きわたる(10)は、本アルバムの中で最も魅力的なナンバーだ。少々ませ気味な歌詞の(11)も、トーキングモジュレータやジャズぽいピアノがほんのりとしたコケティッシュさを演出しており、大変面白い曲。どちらとも、高田弘氏が作・編曲を担当しており、前アルバムから続く彼のサウンドメイクの素晴らしさを改めて認識した。

--
<ボーナストラック>
(13)は本アルバム発売後の1974年4月にリリースされた6thシングル。重厚なホーンセクション・裏打ちリズム・1人ユニゾン、2番の歌唱に入る前の深呼吸音等、聴き所満載の傑作で、かの長嶋茂雄氏が選手時代に鼻歌を披露したとの言い伝えがある程にサビのフレーズは有名。本曲でのイメージチェンジが成功し、その後の数年間、桜田淳子は夏のポップスクイーンと呼ばれる様になる。

この曲を境に、メイン作曲家が中村泰士から森田公一に交替していく訳だが、この事は桜田淳子楽曲のイメチェンを図るためというより、当時の中村氏の体調不安が主原因だったのだろう。しかし、歌謡曲にも洗練された欧米の70年代ロック・ポップスの影響が顕著になってきた中、GS残党によるポップグループ出身で、天地真理らをトップアイドルに育てた森田氏の登板は、必然だったのかも知れない。

黄色いリボンのB面(14)に続いて、(15)~(20)は「ベストコレクション76」の3面に収録されていた新録曲。
1st,2ndアルバムのボーナストラックに収録された「ベストコレクション75」と同様、2002年にヴィヴィッド社からCDリリース済みなので、別の機会に紹介させて頂くことにする。

brog157.jpg

前作「淳子と花物語」と同じ方向性なのだから、大して変わり映えしない内容と言って良いかも知れないが、全般的にアンサンブルに勢いがあった前作の方が個人的には好みだ。

本作の場合、古風な曲や予定調和な曲で固められた印象で、新境地にチャレンジさせようとしない製作側の保守的姿勢が少々もどかしく感じる。
 
個々の楽曲にフォーカスすれば、好きな曲も多いのだが、中学を卒業したばかりの桜田淳子には、もう少し元気なイメージのアルバムの方が似合っていたに違いない。

余談ではあるが、本アルバムからジャケットがシングルタイプに変更されており、恒例だった付属のポスターも無くなっている。短期間で好きなアイドルのアルバムを入手できる反面、コストパフォーマンスの下がった商品を手にした当時のファンはどの様な心境だったのだろうか。

Preference Ranking ★★★★★☆☆☆☆☆

※上記ランクはアルバム完成度の"評価"では無く、私がどれだけ気に入っているかを示しています。
 又、オリジナル盤に収録された曲のみを対象としており、ボーナストラックの内容は考慮していません。


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コメント

こんにちは。

リイシューアルバムガイドの記事、相変わらず、すごいです。

このアルバム、聴いていていて、シングルのA、B面以外のオリジナル曲は、あまり印象には、残りません。”水色のハンカチ””はじらい”は、聴いている時は、少し、いい曲だと思いますが、聴いた後、残らないです。
”あなたのひとりごと”は、聴いた後でも、残りますが、、、、

やはり、2ヵ月でアルバムを出すのは、無理があります。
百恵さんの方は、1974年は、約4ヵ月ごとに15才をテーマにしたアルバムを3枚出しており、曲の出来も素晴らしいです。
1974年の淳子さんのアルバムは、事務所やレコード会社は、もう少し力を入れることは、できなかったのでしょうか?
最優秀新人賞を取った歌手ですから。。。

悲しき16才も、百恵さんは、ファーストアルバムで入っているので、淳子さんは、結果的も後追いになっています。


初めて☆3つですね、、
わたしの青い鳥、三色すみれのアルバムは、自分の中でも、下の方です。

Re: タイトルなし

sjghdさん、こんにちは

今回は、割と意見が一致しましたね。

1974年の百恵さんのアルバムは出来が良いですか..

三色すみれの”水色のハンカチ””はじらい”は私もいい曲だと思ってまして、特に前者はかなり好きです。
但し、歌詞にインパクトが無いせいか、印象に残りにくいのは確かですね。

1974年に淳子さんが発売したアルバムは、6枚(オリジナル3枚、ライブ1枚、ベスト2枚)で合っていますでしょうか?
枚数が多く、私的にはかなり好きなアルバムもあるんですが、一般的に言えば、これぞスタジオアルバムの力作!みたいな作品が無いですよね。淳子さんの当時の格から言えば、枚数は減らしても、もっとクオリティを重視したアルバム作りをしても良かった気がします。

今回は☆3つですが、感覚的には「わたしの青い鳥」と同じくらいですね。
実は、今後レビュー予定のアルバムのことを考えると、すでにレビュー済みのアルバムの☆が、全般的に少し高かったなと後悔気味です。

全作、☆0.5づつ減らしたい...というか、減らすかもしれません(笑)


こんばんは。

>1974年の百恵さんのアルバムは出来が良いですか..

1974年では、”15歳のテーマ ひと夏の経験”が特にいいです。
1974年だけでなく、1974年以降の百恵さんのアルバムは、いいですよ、、でも最近、皆さんの淳子さんパワーで、百恵さんのアルバム聴いていません(笑)

>1974年に淳子さんが発売したアルバムは、6枚(オリジナル3枚、ライブ1枚、ベスト2枚)で合っていますでしょうか?

たぶんそうだと思います。私が持っているのが、その6枚だからです。ベストの「グランド・デラックス」と「ベストコレクション'75」も当時買ってしまいました。ベスト以外にも新曲が入っているからです。(自分のブログで書きましたが)
でも、他のベストアルバムもあったような、、、

あと、最初のコメントに書き忘れましたが、「三つの約束」は、
聴いているとちあきなおみさんの「四つのお願い」を思い出しました。まったく違っている歌ですが、、、モチーフが似ていますね、、、四つ→三つ お願い→約束

Re: タイトルなし

sjghdさん、こんばんは

>1974年では、”15歳のテーマ ひと夏の経験”が特にいいです。

実は、昔から百恵さんの宇崎・阿木、谷村、さだ路線が余り好みじゃないので、聴くなら初期かなあと思っていました。”15歳のテーマ ひと夏の経験”要チェックですかね。

後、淳子さん以外のアイドルのCDをほとんど所有していませんので、百恵さんのみならず、淳子さんがカバーした天地真理さん、南沙織さん、麻丘めぐみさんのベストくらいは欲しいと思っています。

>でも、他のベストアルバムもあったような、、、
Wikipediaには載ってない様ですが..ミニベスト盤(四曲入りシングル)とかは、結構ありそうです。

>モチーフが似ていますね、、、四つ→三つ お願い→約束
言われてみれば確かに。そういえば、幼少時「四つのお願い」が大好きでした(笑)

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