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Thin_Android

Author:Thin_Android
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2017年4月7日 - 「スクリーン・ミュージックの宴」開演!

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2012/12/16 (Sun) 18:11
「遺書 白い少女」 鑑賞記

ネタバレあり注意願います。

月曜日に録画していた「遺書 白い少女」、遅まきながら、昨日ようやく鑑賞しました。

監督は松竹大船の巨匠、中村登。音楽監督は森田公一。軽井沢のスキー場で主役二人が戯れるシーンのBGMが「黄色いリボン」に似てて面白い。

この映画、以前から淳子ファンに(後述の様な)不評を買っているイメージがあり、放映が決まってからは、正直なところ期待半分、不安が半分。
昨日、寛げる時間を利用して恐る恐る(笑)観始めたのですが、思った以上にのめり込んでしまい、一度も一時停止することなく、あっという間に観了しました。
私の場合、淳子さん主演映画を観ると言うイベントは、楽しさよりも切ない気分の方が勝ってしまい、観始めるまでに少し腰が重くなってしまうのですが、こういうファン心理って私固有のものなのでしょうか?

brog_siroi_01.jpg

さて、この映画が当時のファンに不評だった点は、
①相手役の田中健氏とのラブシーンが多いこと
②淳子さんが演技過剰なところ
だと思われます。

①については、1976年当時に熱狂的なファンとして拝見したら、そら怒るでしょうが、36年経過した現在の感覚であればラブシーンそのものは、大した事はありませんでした。また田中健演じる峯雄が余りにも可哀想なのでラブシーンへの嫉妬感も次第に薄れてきます。
ただ、夜な夜なお酒を飲み歩く不良行為、恋人との同棲・事実婚というシチュエーションが宜しくない。
撮影当時はまだ17才のトップアイドルなのに、19才(映画の最後には20才)という年相応では無い役をやらせること自体が如何なものか。
「スプーン一杯の幸せ」では等身大の役どころが好感持てたのに対し、たった一年後にあの様な背伸びしすぎた役では、当時のファンを置いてけぼりにしていると言わざるを得ない。
(百恵ファンに比べ、淳子ファンは狭量だと良く言われますが、ファン気質が違うんだから仕方が無い。あの頃の淳子さんに、誰も大人の演技は望んでなかったでしょう、おそらく)

②については、主に医師との会話シーンで見られた様に思います。
白血病告知のシーン、淳子さんには申し訳ないが、思わず笑ってしまった。
「投薬が成功しなかったら死んじゃうんでしょ」「だから成功させる様に努力するんです」「成功しなかったらあと何年生きられるか正直に言って、静かに聞くから」「成功しなかったら最悪の場合半年から一年...」「医者のくせに、成功しなかったらなんて無責任なことがよく言えるわね」...っておいおい。そして病院の窓ガラスを壊し、気絶。気絶シーンは慣れていないから仕方ないですよね(笑)

それ以外は特に演技過剰ってほどでも無いでしょう。逆に抑えた演技も素晴らしかったからこそ、悲痛な場面に感情移入できたのでしょうし。
また、田中健氏が時折オメダに見えてしまうのは、「俺たちの旅」を観すぎた後遺症かな(笑)

brog_siroi_031.jpg

親に反抗的な不良少女が、バーで青年画家と出会い恋に落ち、同棲〜プロポーズされるまでの幸せな日々を、冒頭の15分くらいで一気に描いているが、このあたりを執拗に描写することはトップアイドルであった桜田淳子のイメージダウンになる危険性があるため、あっさり表現したものと思われます。
アイドル映画を撮ったことの無い中村登監督にとっても難題だったのでは無いでしょうか。
そのせいか、病気判明後の亜砂子の男性に尽くす女性への変貌ぶりや、激情する程に病状を嘆く様は、最初は説得力を感じませんでした。

しかし物語は、月日を追うごとに病状が悪化していく様を、主役二人の親との葛藤、他の患者との交流・永遠の別れを交えて展開し、観ている側の心を少しづつ抉ってきます。
峯雄の生への執着心・亜砂子の疲弊感はリアリティがあり、この辺は素直に感情移入できるところで、涙腺も緩みがち。タイトルの「遺書 白い少女」の意味も良く判りました。
同じ松竹で難病をテーマにした「愛情の設計」では、生きることが可能なのに、敢えてそれを捨てて恋愛を選ぶという主人公(もちろん淳子さん)の行動に、ファンでもちょっと引いてしまったのとは好対照。

ラストでは峯雄の最期は明確に描かれず、亜砂子の再出発へ決意を仄めかすシーンで物語は終わります。
峯雄の苦しむシーンを観客に観せ続けることは、もはやアイドル映画では無く、お涙頂戴を誘うだけの作品になってしまう恐れがあっただけに、この辺は巨匠中村監督の演出の妙だなあ..と少し感心。

前述した様に多少の不満はありますが、予想以上に心に響く映画で、アイドル全盛期の(且つ、ややぽっちゃり気味の)桜田淳子さんの美しさも筆舌に尽くし難く、私とって、またひとつ宝物映像が増えたことは間違いありません。

brog_siroi_02.jpg


※使用している画像の権利は全て原権利者に帰属します。
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コメント

わたしも見ました

こんばんは

最近涙腺も弱く、この手の映画は敬遠しがちなんで覚悟して見ました ^^;
仰る通り過剰演技もあるものの、わたしは引き込まれすんなり最後まで見る事ができました。
上映時間の問題なのかストーリーの進み具合がちょっと慌ただしい感じを受けましたね。
もうすこし細かく描いても良かったと思うんですけど......。
まぁ、それでも貴重な淳子映画の放送、「スプーン一杯の幸せ」や他の映画もぜひ放送してもらいたいものです。
巨人の星の最終回では泣くかも(笑)

Re: わたしも見ました

s-imgさん、こんばんは

> 上映時間の問題なのかストーリーの進み具合がちょっと慌ただしい感じを受けましたね。
> もうすこし細かく描いても良かったと思うんですけど......。

当時のアイドル映画の上映時間は概ね90分前後ですからね。
当時は二本立てであることも上映時間を短くしていた理由でしょうけど。

このストーリーは一年間の経過を描かなくてはならないし、映画化するとあれが限度でしょうか。
ドラマの方が向いていた題材かも知れません。

> まぁ、それでも貴重な淳子映画の放送、「スプーン一杯の幸せ」や他の映画もぜひ放送してもらいたいものです。

同意です。衛星劇場に感謝のメールを差し上げて、反響の大きさを訴えようかな。

> 巨人の星の最終回では泣くかも(笑)

選挙結果も気になりますが、やはり巨人の星を観ることでしょう(笑)

涙はたいせつに

こんにちは。

クールな Thin_Android さんでも年には勝てずお涙頂戴必至・・・では無かったんですね。意外とお若い(笑))。

ツッコミどころは山ほどありますが、アイドル映画とスポ根ドラマに細かい詮索は無用ですよね(お見舞いの花に菊は無いだろうとか)(´∀`)v

>淳子さん主演映画を観ると言うイベントは、楽しさよりも切ない気分の方が勝ってしまい

はファンなら皆そうだと思います。僕は今はそうでもなく、当時そんな気持ちでした。また、

>年相応では無い役をやらせること自体が如何なものか。

親心のようです(  ̄▽ ̄)ニヤリ。そして、

>また、田中健氏が時折オメダに見えてしまうのは、「俺たちの旅」を観すぎた後遺症かな(笑)

峯雄をオメダにして「俺たちの旅」のスピンオフ映画だったら深みが出たかも・・・なんて。そしてまた、

>百恵ファンに比べ、淳子ファンは狭量だと良く言われますが、ファン気質が違うんだから仕方が無い

よく言ってくれました。最近百恵さんのドラマを初見で観たりするのですが、平気で(?)キスシーンやってますからね。
最初はカルチャーショックでした。これが淳子さんなら、僕もガラスを割って気を失っていたでしょう(笑)。

大場久美子さんが片目を包帯でくるんで出演してますが、「愛と死をみつめて」のミコを踏襲しているのかな?とも思いました。

映画ではなくThin_Android さんにツッコミを入れてしまいましたがご容赦下さい。
いずれ「若い人」もご覧になって感想を聞かせて(見させて)下さい。
違うタイプの不良少女ですが、酔った母親にビンタを喰らうシーンがこちらにもあり同じように冷静を装いますが、ちょっと態度が違います(あたりまえか)。

この主題歌も最初は暗くてあまり聴きませんでしたが、映画を見てからは歌詞が心に染みてきます。




Re: 涙はたいせつに

桜えびさん、こんばんは

>クールな Thin_Android さんでも年には勝てずお涙頂戴必至・・・では無かったんですね。意外とお若い(笑))

精神年齢が中学生なので(笑)

私は、確かに斜に構えがちなタイプなので、滅多なことでは泣いたりしません。(涙腺が緩むことは多々ありますけど)
ですが、淳子ちゃんには相当暑苦しいタイプだと思ってまして、映画の中の世界に今一つのめり込まないのは、何を演じていても、つい「桜田淳子」に見てしまうからだと思います。幾らドラマでも淳子ちゃんがそんな事をしてはいけない!とか、彼女ばかり気になっちゃうんですね。(ストーリーも楽しんではいますが)

>ツッコミどころは山ほどありますが、アイドル映画とスポ根ドラマに細かい詮索は無用ですよね(お見舞いの花に菊は無いだろうとか)(´∀`)v

お見舞いの花は気が付きませんでした..
私は作品に突っ込むのも楽しんでしまうタイプなんですが、この映画を観て以降、切なくて仕方無くなってますので、アイドル映画として正しく受け止めているのかも知れません。

>ファンなら皆そうだと思います。僕は今はそうでもなく、当時そんな気持ちでした

私は、今の方がそんな感じですが...重症かな

>親心のようです(  ̄▽ ̄)ニヤリ

いえ、恋心です(笑)

>最初はカルチャーショックでした。これが淳子さんなら、僕もガラスを割って気を失っていたでしょう(笑)

ウケました(笑)

>大場久美子さんが片目を包帯でくるんで出演してますが、「愛と死をみつめて」のミコを踏襲しているのかな?とも思いました

言われてみれば..吉永さんのは日活映画ですが、どうでしょう。

>映画ではなくThin_Android さんにツッコミを入れてしまいましたがご容赦下さい

全然構いません。ビシビシ突っ込んでください。ちゃんとボケますから(笑)

>いずれ「若い人」もご覧になって感想を聞かせて(見させて)下さい

未見はこの作品だけになりました。作品としての出来は良いとの評判を聞いています。ただ、ラブシーンとか役どころが気に入らないと、おそらく言うでしょうね(笑)

>この主題歌も最初は暗くてあまり聴きませんでしたが、映画を見てからは歌詞が心に染みてきます

本文に書き忘れましたが、松竹映画のオープニングロゴをバックに、「白い少女のバラード」のイントロが聴こえてきた時は、何か感動的でした。


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