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Thin_Android

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2017年4月7日 - 「スクリーン・ミュージックの宴」開演!

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2013/01/20 (Sun) 16:25
桜田淳子 リイシュー・アルバム ガイド (16才の感情+9)

16才の感情+9
16sai00.jpg

Viictor Entertainment VICL-62515

発売日/2007年8月22日
オリジナル盤発売日/1974年08月25日

(1) 放課後の冒険
(2) くちづけ
(3) 高校一年
(4) 先生
(5) ひとりの部屋
(6) 小さな姫鏡台
(7) 友達
(8) 明日では遅すぎる
(9) 恋をして
(10) 旅行に行きたい
(11) 夏の記憶
(12) 16才の感情

<ボーナストラック>
(13) 花占い ・・・7thシングルA面(1974年8月25日発売)
(14) 白い貝がら ・・・7thシングルB面
(15) あなたが頬をぶったの ・・・「ベストコレクション76」(1975年11月20日発売 2枚組)収録曲
(16) 月影のくちづけ ・・・同上
(17) まだ子供でしょうか ・・・同上
(18) あきらめて ・・・同上
(19) 初恋時代 ・・・同上
(20) 風の中の恋 ・・・同上
(21) 花占い(オリジナル・カラオケ)

---
(1)・・・ 作詞:宮入和歌子、作・編曲:高田弘
(2)・・・ 作詞:阿久悠、作曲:中村泰士、編曲:高田弘
(3)・・・ 作詞:島田まゆみ、作・編曲:高田弘
(4)・・・ 作詞:吉田千栄子、作・編曲:高田弘
(5)・・・ 作詞:久保和子、作・編曲:高田弘
(6)(8)(12)(14)(21)・・・ 作詞:阿久悠、作曲:中村泰士、編曲:あかのたちお
(7)・・・ 作詞:谷栄子、作・編曲:高田弘
(9)・・・ 作詞:小沢まゆみ、作・編曲:高田弘
(10)・・・作詞:目方敏子、作・編曲:高田弘
(11)・・・作詞:石塚智子、作・編曲:高田弘
(13)・・・作詞:阿久悠(原案:箕島若代)、作曲:中村泰士、編曲:あかのたちお
(15)(16)(17)(18)(19)・・・作詞:阿久悠、作曲:森田公一、編曲:竜崎孝路
(20)・・・作詞:松本隆、作・編曲:石川鷹彦

16sai05.jpg

桜田淳子5枚目のオリジナルアルバムは、集英社「セブンティーン」誌上にて読者から公募した詩の朗読を中心に据えた作品。構成は阿久悠、全ての詩にはBGMがつけられており、全曲とも高田弘が担当している。
本アルバムに形を変えて(後述)収録された7thシングル「花占い」についても、月刊「明星」誌上で公募した歌詞を原案にしており、この時期に集英社とのタイアップを図った企画の一環という事だろうか。

採用された詩については、いずれも当時の女子高校生の日常を瑞々しく認めた秀作ぞろいだ。
厳選されたそれらの詩を表現力の豊さに定評のある桜田淳子のナレーションで綴るのだから、素晴らしくない訳が無い。口さが無い人々からわざとらしいと揶揄された個性だが、何事も外連味無く演じる才能こそが彼女の真骨頂であり、詩の世界の主役が彼女では無いかと思えるほど、情感タップリに聴かせてくれる。
同年代の少女の気持ちを代弁すると同時に、桜田淳子16才の抒情詩とも取れる作品に仕上がっていると言えるだろう。
このアルバムを機に、8作目の「青春前期」までナレーション入りアルバムをリリースし、年々成長していく少女の揺れ動く心情を聴かせ続けたてくれた事も大変興味深い。

尚、それぞれの朗読をサポートするBGMもこれ以上無い程にイメージを捉えており、詩的世界を強力に彩っている。又、リスナーが飽きない様、朗読の合間に歌を挿入し、最後にアルバムテーマを総括した組曲を配置するというバランスの良さも特筆モノの良盤だ。

16sai03.jpg

<オリジナル盤収録曲>

一人で喫茶店に入ることへの好奇心と軽い罪悪感から来る優柔不断な気持ちをユーモラスに表現した(1)は、誰もが経験した気恥ずかしくも楽しい記憶が蘇える良作で、トップを飾るに相応しい作品。またドラマやバラエティで後に証明された彼女のコメディエンヌとしての才能が垣間見れ、こんな時の彼女のセリフはまるで江戸っ子の様な巻き舌が絶好調の証だ。

多感期の少女のメタモルフォーゼへのとまどいを表現した(3)や、嫌いな男性教師を一人でいじり倒す詩が可笑しい(4)は、いかにも女子高生らしい出来に好感が持てる内容。

親友との関係性を綴った(7)は、短い詩の中で人物像がくっきりと浮かび上がる描写力に感心させられ、恋する少女の日記風な(11)は、印象的なフレーズの繰り返しとセンチメンタリティ溢れるBGMが胸を打ち、どちらも(1)に引けを取らない秀作だ。

年下少年との一時の出会いを綴った(11)は、男性視点で聴けば、少年時代の懐かしい情景や憧れだった年上の女の子のことを思い出させてくれ、ちょっぴり切ない気分に浸れるだろう。

(5)(10)についても、高校生にしては出来すぎた詩でメッセージこそ伝わりにくいが、BGMの悲しげな旋律が良質で捨てがたい。

歌入りの曲に目を向ければ、ファーストキス後の揺れる心をモチーフにした(2)や失恋をテーマにした(6)を、明るい調子で屈託無く歌い上げているところが印象に残った。(2)と同様のテーマを扱った8thシングル「はじめての出来事」では、詩の世界観に合った切なさ一杯のメロディーとそれに応えた歌唱がはんなりとした色香を感じさせたが、本作の桜田淳子はまだ子供であると言わんばかりだ。
但し(2)(6)ともメロディーの耳障りの良さが好感触で、朗読間を繋ぐ役割を十分果たしていると言えよう。

結果的に、桜田淳子に対する"阿久・中村コンビ"最後の大仕事になったラストナンバーの(12)は、アイドル楽曲としては大変珍しい組曲形式。
「花占い」(ボーナストラック(13))と同じ歌詞・旋律からスタートし、季節の移り変わりと恋模様を切なく綴ったパート、一週間の出来事をポップに唄うパートへの転調も鮮やかで、タイトルである"16才の感情”をトータルに表現した傑作だ。
「花占い」が本曲に組み込まれた正確な理由はわからないが、3ヶ月毎というアルバム発売ローテーションが何かしらの理由で崩れ、シングルと同時発売になった為の措置ではないかと思われる。

16sai06.jpg

<ボーナストラック>
(13)は、月刊明星の歌詞募集で採用された詞を阿久悠が改変して作成された7thシングル。作曲は森田公一氏から再び中村泰士氏に戻っているが、「黄色いリボン」と本作の製作時期が発売順だったのかは定かではない。
公募作品ながら「花物語」を踏襲した様な構成と、ゆったりとした曲調は大きなヒットには繋がらなかったが、恋愛に対して奥ゆかしかった彼女らしい純情さが滲み出た魅力的な作品だ。

(15)~(19)は「ベストコレクション76」の4面に収録されていた新録曲。
1975年公開の東宝映画「花の高2トリオ 初恋時代」の主題歌をソロで歌った(19)がキラータイトルだと思われるが、他の曲も平均点以上で良作揃い。「ベスト・コレクション」シリーズについては、何度も言っている様に、別の機会に紹介させて頂きたいと思う。

16sai02.jpg

歌入りの楽曲が少ないため、ファンでも好き嫌いが分かれそうな作品であり、購入してガッカリしたという声も聞く。
通常のアルバムの様に何度もリピートして聴く事を前提にすれば、朗読中心のアルバムでは割高感を感じても致し方ないが、コンセプトの明瞭さは桜田淳子のアルバムの中で群を抜いていることは確かだ。

桜田淳子に限らず、歌謡曲というのは恋愛をテーマにした内容が大半を占めているが、中・高校生にとっては、本作に収録された様な日常生活の様々な出来事こそがリアリティを持って共感できた筈で、同じ様な内容の歌詞が食傷気味だった者にとっては、年齢に相応しい桜田淳子を感じ取ることが出来る幸福の一枚では無いだろうか。

Preference Ranking ★★★★★★☆☆☆☆

※上記ランクはアルバム完成度の"評価"では無く、私がどれだけ気に入っているかを示しています。
 又、オリジナル盤に収録された曲のみを対象としており、ボーナストラックの内容は考慮していません。

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コメント

すてきなナレーション

こんにちは

ナレーションものは「スプーン一杯の幸せ」が一番のお気に入りなのですが、このアルバムも面白いですよね。バリエーション豊富な詩が満載。
特に”先生”がコミカルで好きです。
ボーナストラックでは♪月影のくちづけ。
爽やかな青春!って感じがして気に入ってます。



待望の?

こんばんは。

「16才の感情」、、、待望のガイドでしたが、これに備え、かなり、前に、聴きこみましたが、すっかり曲やナレーションの内容、忘れてしまいました。(笑)

ボーナストラックを除くと、「くちづけ」が一番でしょうか、、、ボーナストラックでは、月影のくちづけ、あきらめて、初恋時代、風の中の恋と素晴らしい曲が、ありますが、、、
今回の★4つは、ボーナストラックも加味しているでしょうか?

1曲すべてナレーションについては、いろいろ意見があると思います。当時、淳子さんが、語っている斬新さに、このLPをわくわくして買って聴きました。当時、最初は、新鮮で、かわいく良かったのですが、音楽と違って、何回も聴くのは、厳しかったです。今回もCDが発売されて、わくわくして聴きましたが、やはり、何回もリピートするまでには、いきません。
ボーナストラックを除いて考えると、このアルバムは、自分の中では、良いまでは、いきません。

それにしても、毎回、ガイド、感心してしまいます。


Re: すてきなナレーション

s-imgさん、こんばんは

スプーン~以降のナレーションは音楽が無いので、本作の朗読とは少し趣きは違いますね。
歌の導入部分という感じでしょうか。

さすがに語りのみだと寂しいですが、これはBGMが結構良いので、さほど飽きずに聴けます。

朗読で好きなのは「恋をして」「夏の記憶」かなあ。

ボーナスの「ベストコレクション76」は、全般的に「三色すみれ+10」に収録された曲の方が良いと思ってるんですが、本作だと「初恋時代」ですね、やっぱり。


Re: 待望の?

sjghdさん、こんばんは。

> 「16才の感情」、、、待望のガイドでしたが、これに備え、かなり、前に、聴きこみましたが、すっかり曲やナレーションの内容、忘れてしまいました。(笑)

すみません、随分間を空けてしましまして..
「白い少女」と年末年始の記事等を優先して後回しになったことや、とある理由から「リイシューアルバムガイド」も滅多な内容ではいけないというプレッシャーを(勝手に)感じていまして、筆が進みませんでした。
結局は大した事を書けないので、プレッシャーは関係ないのですが(笑)

> 今回の★4つは、ボーナストラックも加味しているでしょうか?

記事にも書いているのですが、星取りにはボーナストラックを全く考慮していません。
オリジナルフォーマットだけでも好きなアルバムです。

> やはり、何回もリピートするまでには、いきません。
> ボーナストラックを除いて考えると、このアルバムは、自分の中では、良いまでは、いきません。

この辺りは意見が分かれるのでしょうね、やはり。
確かに他のアルバムの様に何度も何度も聴き込んで好きになっていくという類のものでは無いですし。

私はずーっと洋楽派だったせいか、歌詞よりもメロディーが良ければ良しみたいなところがあるのですが、本作の様な形のアルバムなら詩をしっかり聴く機会になりますし、そういう意味でも気に入っています。

ちなみに、歌入りで最も好きなのは「16才の感情」でしょうか。("くちづけ"も勿論いい曲です)

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